視力回復

視力回復研究所あいらぼは視力回復に関する様々な情報を紹介しています。目に関する用語についてもまとめています。

視力に関する用語集

視力回復トレーニング・レーシック・オルソケラトロジーの基礎知識。

あ行

アイパワー

ソフトな縦波振動(1秒に2万4千回)を利用する超音波治療器のこと。

サイズ 49.6×191×159mm
重量 300g
電気的入力 DC6V 100mA±10%
電気的出力 280mW±10%
発振周波数 約6~12kHz(多重波重合超音波)
効能効果 偽近視の抑制又は緩解
厚生労働省 承認番号 21500BZZ00316000

フタワソニックは「ミオピア」に販売名変更された。
「アイパワー」はフタワソニックと同一の構造をもつ後発承認機器だが、機能的には実質同じもの。

アイトレーナー

視力回復に有効とされる、近視凝視法(前後への移動訓練)と拡散訓練(左右への拡散訓練)が同時に行えるという世界初の構造を持つ、新しい視力回復訓練光学器機。東京医科歯科大学眼科での基礎研究をもとに鈴木弘一博士と株式会社アイトレーナーが共同開発した訓練器。 株式会社アイトレーナー(本社・東京都板橋区、代表取締役、中竹夫)が販売。

精度の高い光学レンズとプリズムレンズを組合わせた機械でありながら、手軽に訓練が行えるよう小型軽量化されている。

アイトレーナーは光学レンズ、プリズムレンズを左右4枚ずつ、計8枚のレンズを用いて裸眼視力0.1以下から0.8の視力回復の補助ができる機器である。

形状は双眼鏡型で、重さは350グラム。

1日20分、アイトレーナーを使ってテレビ等を見ることを、ほぼ2週間のサイクルを数回繰り返す。
これが、基本的なトレーニング法となる。

開発段階で、東京都板橋区内の小学校などの、7~18歳の青少年33人を対象に約2ヶ月間モニタリングを行った所、平均0.66の層で1.02まで、平均0.19の層では0.33までの視力回復結果が得られている。

ただし、厚生労働省承認医療機器ではない点は留意してほしい。

遠視とは

近視とは逆に光が網膜より後方で焦点が合っている状態のこと。遠くははっきり見えるが、近くがぼやけて見える。老眼の場合もほぼ同様。

オルソケラトロジー

オルソケラトロジー(Ortho-Keratology)とは、
高酸素透過性ハードコンタクトレンズを用いて、角膜を傷つけずに角膜の屈折異常を正常に形づける矯正療法のことである。

ギリシャ語でオルソとは矯正、ケラトは角膜、ロジーは療法が語源。

米国では30年の歴史を持つな療法で、世界で多くの人が治療を受けている比較的安全性の高い治療法。

治療で使用する特殊なコンタクトレンズにより、弾力性のある角膜を平らな状態に近づけて、近視を矯正する。

夜寝ている間にレンズをつけることで、就寝中に角膜の形が矯正される。朝起きてレンズをはずした後は、一定の期間は視力は回復した状態が続くというもの。

日本国内ではまだ厚生労働省未承認品目で、保険診療適応外なので自由診療となる。

か行

仮性近視

読書などで毛様体筋の緊張が長時間続いたために起こる軽度の近視状態。適切な処置により回復する。学校近視。偽近視。
(三省堂提供「大辞林 第二版」より)

通常、毛様体筋が水晶体の厚みを変えることで、網膜に焦点が合うようにしてピントを合わせますが、毛様体筋の緊張状態が続いて近視状態になるのが仮性近視です。

毛様対筋の緊張が軽度であれば、長時間にわたる読書やゲーム、テレビを控えることで、視力が回復することもあります。

ただこの段階で生活習慣の改善を図らずに、メガネやコンタクトレンズを使用すると、目が近視の状態に慣れてしまい近視が進行してしまいます。

特に子供は近視が進行しやすいので注意が必要です。近視も早期発見、早期対処が大切。子供の場合は親がよく観察して注意してあげましょう。姿勢が悪くなっていないか、本やノートに顔をくっつけていないか、テレビを見るときに目を細めていないか気をつけましょう。

仮性近視を屈折性近視、真性近視を軸性近視と対比するとわかりやすいでしょう。

外眼筋

眼球を上下左右に動かす筋肉。上直筋、内直筋、下直筋、外直筋、上斜筋、下斜筋。

学校検眼

学校では春になると身体検査が行われます。

学校検眼とは、学校で測る視力のこと。

一般的な視力検査は、0.1から2.0で記録されますが、学校検眼の場合は、ABCDの4段階で検眼通知書に記録されます。

判定 視力
A 1.0以上
B 0.7~0.9
C 0.3~0.6
D 0.2以下

たくさんの子供を測定しなければならないので、時間の関係で4段階判定になっているのかもしれませんね。

この4段階判定の問題としては、ランクが下がったときには、視力低下がかなり進んでしまっていることです。

成長期は近視の進行が早いので、親御さんは低下の兆候がないか注意深く見ておく必要があります。

視力回復は早期発見早期対処が基本です。

子どもの視力低下

眼精疲労

眼を連続して使うと眼が疲れ、痛むことがあります。休憩をとっても目の痛みや霞(かすみ)、頭痛 などの症状が残ることを「眼精疲労」と言います。

原因としては、近視や乱視をもつため眼の調節に無理な力が必要であったり、結膜炎のような感染が原因であったり、両眼の視力が不均一なためであったり、照明が不適切、過労、睡眠不足、ストレスなどが考えられています。

眼精疲労を軽減する超音波治療器とは

近視

近視とは「近目の状態」です。
遠方にある像が網膜の手前で結像する為にボヤけて見えます。

眼軸長が長い場合や、角膜や水晶体の屈折力が強いために、光が網膜の前で焦点が合い、近くのものが見えても遠くのものが見えにくい状態のことです。

屈折性近視

角膜および水晶体の曲率が強く焦点が短かすぎて、網膜より前方に焦点を結んでしまう状態。

そのため、網膜には拡散した光が届くためぼやけて見える。近くばかり見ていると、水晶体が常に厚くなってしまいこのような状態になりやすい。

この屈折性近視のことを仮性近視と呼ぶこともある。

軸性近視

屈折度数

屈折度数 ディオプターとは、主に眼鏡用のレンズの屈折度の単位のこと。ディオプターは、ジオプター diopter やディオプトリ dioptre と呼ぶこともあり、記号は Dptr, D で表します。

焦点距離が1mである屈折度で、1 (m) ÷焦点距離 (m) という式で表されます。たとえば、焦点距離が 0.5m なら屈折度数は 1 ÷ 0.5 = -2D となります。

屈折検査は、オートレフラクトメータ(オートレフ・ケラトメーター)と呼ばれる装置で、眼球の光学的な特性を調べることができます。近視、遠視、乱視の度数を測定します

S(Sph)で表される屈折度数(球面度レンズ)は、マイナス(-)が近視の度数、プラス(+)が遠視の度数を表します。遠視・老視用の凸レンズでは値が正になり、近視用の凹レンズでは負になります。

C(Cyl)で表される乱視度数(円柱レンズ)は、乱視の強さを表します。

AX(Axs) は乱視軸の角度のことで、0~180°の角度で表します。

Sph: Spherical(近遠視度数)
Cyl: Cylinder(乱視度数)
Axs: Axis(乱視軸角度)
PD: Pupilo Distance(瞳孔間距離)
VD: Vertex Distance(角膜頂点間距離)

コルネアプラスティー

コルネアプラステイー(corneaplasty)は角膜細胞に働く酵素を挿入することにより、オルソケラトロジーによる矯正効果を高め、矯正効果の永続させる技術がアメリカで開発され、現在治験中である。(Wikipediaより引用

オルソケラトロジーもオサートもその性格上、装用をやめてしばらくすると角膜の状態は元に戻ります。すなわち可逆的であることは、メリットでもありデメリットでもあります。

せっかく視力が出ても、夜間に装用しなければ、また元の視力に戻ります。

では、角膜の形を矯正し視力が出た時点で、固めてしまったらいいではないか、そう考えた人がいたのでしょう。

そこで、オルソ・ケーレンズの利用に酵素治療を加えたコルネアプラスティーが開発されました。

レンズで角膜を矯正した後、特殊な酵素を注入することでそのまま矯正した角膜を維持させようというものです

さ行

軸性近視

眼圧が高くなり、眼球がラグビーボール型に変形して、眼軸に変化をきたした状態。

水晶体の状態が正常でも、眼軸が長いと網膜より前方に焦点を結んでしまうため、遠くがぼやけてしまう。伸びてしまった眼軸は戻りにくいため、軸性近視のことを真性近視と呼ぶこともある。

屈折性近視

弱視

眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても、視力が出ない眼のことです。

弱視の原因は、白内障などの重い眼の病気などが原因となって視力が悪い先天性なケースと、
視力の発達する2~3ヵ月の頃から3歳頃までの幼児期に、斜視や強度の屈折異常が発端となり、鮮明な映像を映していない眼から得られた情報が抑制され、視力の発達が止まってしまい視力が上がらないという後天的なケースがあります。

視力の発達が抑えられている期間の長さにより、よくなる場合とよくならない場合があります。

テレビを前の方で見たり、よく目を細めていないか、ものを見にくそうにしていないか注意しましょう。

片目がよく見える場合には気付きにくいので、片目を隠してカレンダーや時計を見せて確認するのもいいでしょう。

正視

眼に入ってきた光が、角膜と水晶体で屈折し、網膜で焦点が合いますが、正視とは、遠くを見たときに網膜上にピントが合う状態のこと。

ソニマック

低数帯域超音波の治療特性を適用した「調節異常緊張・偽近視(仮性近視)の抑制(症状を抑え止める)と緩解(症状の軽減または消失)」を効能・効果に持つ医療機器承認の治療器。

厚生労働省認可(認証15700BZZ01973)の医療機器。

名称 低数帯域超音波治療器ソニマック
電源電圧 6VDC
消費電流 約100mA
発振周波数 約6~12KHz前後の多数波共振複合発振
音響出力 約100mW/cm2
音波波形 ほぼ均一なインパルス刺激波
本体カラー/材質 ブラック/ABS樹脂
外形寸法 幅80mm×高さ155mm×奥行き150mm
本体重量 270g
タイマー機能(5分後にオートオフ)
保証期間 購入日から5年間
価格 68,000円(税込71,400円)
専用ACアダプター[別売品]2,500円(税込2,625円)

超音波治療器として同様の原理を持つ、フタワソニック、ミオピア、アイパワーがある。
ソニマックはフタワソニック(アイパワー・ミオピア)の改良型にあたる。

な行

内眼筋

毛様体筋。水晶体の厚みの調節を行う筋肉。

は行

白内障

白内障は、水晶体内のたんぱくの変性に伴い混濁した状態のこどで、「しろそこひ」とも呼ばれます。

白内障で最も多いのは加齢に伴う老人性白内障です。目の老化で白内障が発症するもので、60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障が認められます。

そのほかでは、目の外傷、アトピー性皮膚炎、糖尿病、栄養失調などの原因ででは若いうちからの発症があります。また、遺伝、放射線や赤外線照射、ステロイド剤・抗精神病薬などの副作用、ブドウ膜

炎などの目の病気よる続発性白内障、生まれつきに水晶体の濁りのある先天性白内障もあります。

症状としては、

  • 視力が低下する
  • 目がかすむ
  • 明るいところへ出ると眩しく感じる
  • ぼやけて二重、三重に見える

症状には個人差があります。 白内障だけでは痛みや充血が出ることはありません。

白内障を根本的に治すには手術しかありません。点眼による麻酔で、眼内レンズを埋め込む手術を行います。入院せずに日帰りで手術することが多いようです。手術は、年間約80万件行われています。

ハロルド・ペパード

Dr.Harold M.Peppard。

1899年カナダ東部ノーバ生まれの医学博士。シカゴ眼科大学を卒業後、ニューヨーク市で開業。

ベイツス博士の眼筋論を一生の課題とし、それまでの通説であった「視力は回復しない」を大きく覆した。

数々の批判があったにもかかわらず、誰もこの理論を反証することはできなかった。

長い臨床生活で博士の恩恵を受けた患者は数十万人にも及ぶという。

フタワソニック

ソフトな縦波振動(1秒に2万4千回)を利用する超音波治療器のこと。

厚生労働省の承認を受けてから今日まで、副作用や障害は全く事例がなく、十分な安全性が実証されているという。

サイズ 49.6×196×159mm
重量 380g(単3乾電池4本含む)
電気的入力: DC6V/100mA±10%
音響出力: 100mW/cm2±10%
発振周波数: 約6~12KHz(多重波重合超音波)
効能効果 偽近視の抑制又は緩解
厚生労働省 承認番号 14400BZZ00040000

初代フタワソニックは「ミオピア」に販売名変更されています。

「アイパワー」と「ミオピア」はフタワソニックと同一の構造をもつ後発承認機器だが、機能的には実質同じもの。

不同視

左右で眼の視力差があること。俗にガチャ目と呼ばれます。

物を見るときは常に両眼視していますが、自然と見えやすい方の眼で見ています。 それにより、悪いほうの眼の働きが悪くなり、視力低下を引き起こします。

寝転んでテレビを見たり、ひじを突いて本を読んだりすると、対象物と右眼と左眼の距離が変わってしまい、不同視の原因となることがあります。

ま行

マジカルアイ・マジックアイ

ランダムな点の変わりに意味のある模様などを用いたステレオグラムのことを、マジカルアイ、マジックアイと呼び、数々の書籍が出版されている。

ステレオグラムとは、目の焦点を意図的に前後にずらして合わせることで、立体的に見ることが出来る画像のことで、ステレオグラムの二次元の画像を三次元的に見る方法を立体視という。

立体視には、平行法(パラレル法)と交差法(クロス法)がある。 平行法は右眼で右の画像を、左眼で左の画像を見る方法であり、交差法は左眼で右の画像を、右眼で左の画像を見る、つまり視線が画像の前で交差するように見る方法である。

立体視を行うことで、両眼のチームワークがよくなり、焦点を合わせるビジュアルスキルが向上する。

ミオピア

ソフトな縦波振動(1秒に2万4千回)を利用する超音波治療器のこと。

サイズ 49.6×196×159mm
重量 380g(単3乾電池4本含む)
電気的入力: DC6V/100mA±10%
音響出力: 100mW/cm2±10%
発振周波数: 約6~12KHz(多重波重合超音波)
効能効果 偽近視の抑制又は緩解
厚生労働省医療機器承認番号 14400BZZ00040000号

ミオピアは厚生労働省の承認を受けた医療機器です。安心してお使いください。

ミドリン

瞳を開く目薬。眼底検査や屈折検査のほか、仮性近視の治療にもよく用いられる。仮性近視と診断されるとミドリンMが眼科で処方される。眼精疲労の治療のために処方されることがある。眼底検査に使用するのはミドリンT。主成分は トロピカミド(Tropicamide)。

診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺薬。この目薬を点眼すると、副交感神経をおさえることで、瞳を大きく開くので、まぶしく見えたり、物がかすんで見えることがある。同時に、目の緊張状態がゆるんで、仮性近視や近業作業による疲れ目にもある程度有効といわれている。

夜寝る直前に点眼する。作用時間は5、6時間程度。緑内障患者や眼圧の高い人では、眼圧がさらに高くなり、発作を引き起こす可能性がある。(スリット検査で閉鎖隅角緑内障は判定可能)量が過ぎると、眼の調節麻痺が現れることがある。

日本眼科医会

患者「偽近視なら治る可能性があるのですか。」

医師「近業を長く続けると、水晶体の厚さを調節している毛様体が異常に緊張して、一時的に近視の状態になってしまいます。これを偽近視といい、調節をマヒさせる点眼薬で治療します。
ただし近視の進行状態によって効果がちがいますから、2~3ヶ月治療して視力がでないようなら続けても意味はありません。あまり効果のない治療法なので期待しないほうがいいと思います。」

ミドリン点眼とワックによるトレーニングが併用されることがある。

子供の視力低下

網膜

眼の奥にある薄い透明の膜のこと。カメラでいうフィルムの役目を果たしている。

瞳孔を通った光線を視神経を通じ、脳の視覚中枢に刺激を与えるパイプ役である。 網膜は眼で捉えた物体を意識させ実像化させる部分である。

網膜のほぼ真ん中に黄斑(おうはん)があり、物の細かい部分や色を見分ける働きを持つ細胞が集中している。

黄斑の中央にあるくぼみを中心窩(ちゅうしんか)があり、物が最もよくみえるとこである。

ら行

乱視

角膜にややゆがみがある状態。縦方向・横方向の曲率半径が違うため、像がぼやけたり、二重、三重に見えたりする。遠くも近くも見えにくくなる。

ランドルト環

万国式試視力表。視力検査で使う、一部分が切れた円のこと。フランス人の医師、Edmund Landoltが考案したもの。

1909年イタリアで開催された国際眼科学会で、国際指標として制定された万国共通の規格。直径7.5mmのランドルト環にある幅1.5mmの切れ目を、5メートル離れた場所から見ることができると視力は1.0となる。

5メートル離れた場所から、1.5mmの両端を見たときの視角は、ちょうど1分=1/60度の角度となる。つまり視力1.0とは、1分の視角にある切れ目を2点として識別できる能力のことである。

はっきり見えていても、ぼんやり見えていても、切れ目が判別できれば見えていることになるし、明るさによっても見え方が違うので、比較的あいまいなのがこの指標の難点である。

正確な近視・遠視・乱視の状態を知るには、屈折度数が適している。

緑内障

房水は眼房(前房と後房)を満たす透明な液体で、角膜や水晶体に栄養を供給しています。
房水は毛様体で産生され、後房から前房に流れて、隅角からシュレム管へ排出されます。
隅角には、線維柱帯という組織があり房水を濾過しています。

眼圧は、房水の産生と排出のバランスによって保たれています。

何らかの原因でこの房水の流れが滞り前房に房水がたまると、眼球全体の内圧が上がってしまいます。
眼圧が高くなり、視神経を圧迫することで、視野障害が起こります。
それが緑内障です。
(眼圧が高くならないNTG(正常眼圧緑内障)も多くなっています)

■症状
緑内障は大きく分けると、慢性にくる開放隅角緑内障と、急性にくる閉塞隅角緑内障があります。
緑内障は自覚症状がほとんどなく、視野欠損は周辺部から徐々に始まります。

開放隅角緑内障は、何年かを経て進行する場合が多いです。
自覚症状のないままに、徐々に進行していきます。

人は両目で物を見ているので、片目の視野が欠けていてもあまり気がつかないということも発見が遅れる理由です。

こんな自覚症状はありませんか?

  • 眼が疲れやすい。
  • 夜間、光のまわりに色のついた輪がみえる。
  • 時々、眼がかすむ。
  • 視野が狭くなる。

閉塞隅角緑内障は、突然視力が低下し眼が痛くなったり、充血したり、頭が痛くなったり、気分が悪くなって嘔吐したりして発覚します。

発作的に症状を起こし、大きな発作の場合は1~2日で失明に至ることもあります。
発作で嘔吐、腹痛を伴った場合は、他の病気と間違えられやすいので注意が必要です。

眼圧を正常値(最適値)に下げなければなりません。

緑内障は、100人に2人の割合で発見されています。
中でも、40歳以上は100人中5~6人が緑内障だといわれています。

視神経が死ぬことにより起こる視野欠損は回復しません。
早期発見により、進行を抑える治療ができます。

■治療方法
眼圧を下げるために、薬物治療(目薬、飲み薬)と手術のふたつの治療方法があります。

●点眼薬による治療
目薬にはプロスタグランジン製剤、β遮断薬、炭酸脱水酵素阻害薬には錠剤のものもあります。 点眼薬には副作用があります。内服薬は点眼薬の補足に使用されますが、内服すると時には悪くなったりすることがありますが、服用を止めると元に戻ります。

●手術による治療 薬で眼圧を調整することができない視野狭窄が進行する場合は、新しい出口を作る手術をしなければなりません。 閉塞隅角緑内障に対しては、レーザー虹彩切開術、水晶体摘出術、隅角癒着解離術、線維柱体切開術、線維柱体切除術などの手術を行います。

■関連記事
緑内障とアルツハイマー病に共通要因か 研究報告

老眼

老眼とは、年とともに水晶体の弾力が衰え、水晶体の厚みを変えることが難しくなる症状のこと。

一般的に遠視の人は老眼になりやすいとか、老眼になるのが早いといわれますが、実はそうではなく、遠視の人は近くが見づらくなるので、顕在化しやすいだけです。

40歳をすぎる頃になると老眼の症状が出始め、50歳ぐらいになるとある程度はっきりと老眼の症状がでてきます。ただ少しづつ進むため「ここから老眼」という明確な基準がなく、感じ方には個人差があります。

近視の人でも、メガネをかけたまま新聞が読みにくくなり、メガネを外さなければ見えないようになります。これは老眼の症状が出ているともいえます。(もちろんメガネをかけなくても見える距離のものをメガネを通して見るのはよくありません)

老眼鏡は凹レンズの近視用メガネとは反対に、凸レンズによって網膜より後ろに結ばれてしまう焦点を網膜上にもってくきます。

遠近両用メガネや遠近両用コンタクトレンズもあります。

もちろん、レーシックを受けたからといって、老眼が早くなるということもありません。

わ行

ワック

眼科医において近視治療に使われる医療用具。正式名称は両眼視簡易検査器だが、株式会社ワックの製品であるためワックと呼ばれる。ミドリン点眼と併用されることが多い。